2002/12/9 菊森 淳文 氏(サンマと同級生 47歳) 理容の将来像に関する提言 少子高齢化、 経済的に自立できない→経済活力が無くなってくる。 不良債権処理は早くて3年後、それまでは景気は下向き。(それ以後は上がるのか?) 理容業界 前年対比20〜30%ダウンの後、毎年5%ぐらいの下げ。 理容は収益性が高く、堅い。 美容より落ちが少ない。(理容19%・美容9%の収益性) 消費者意識が変わってきた → コワイ 自分のセンスに合う店がない→消費者に合わせた商品内容がない。 自分がどの商品が良いのかアドバイスして欲しい。おいそれと儲けさせてくれない。 ※ナゼ酒屋、米屋がコンビニに変わったか → それが生き残っていく形。 本当の意味での経営を考えられないと生き残れない。ついて来れない所は消えるだけ。 元気なサロン(工夫さえすれば収益が上がる) ・沢山の人に足繁く通ってもらう(来店頻度を上げる) ・単価を上げる 新規客に来てもらう努力をするのではなく、固定客に連れてきてもらえるようにする。 必要だが何処でも同じようなサービスが受けられるもの→値段が下がる(タクシー等) ちょっとレベルが高く、サービスが良い所に対してはお金を払う。(二極分化) 価値が在る所にはお金を払うが、無い所には行かない。 ・来店頻度を上げる きっちりしたサービスをして人気のある店にする。 キャンペーン、ポイント制、イベント、セール等 ・メニューの追加 → 周辺部分を(マッサージ・エステ・フェイシャル・頭皮マッサージ) 通常メニューに加える。ケアで来店頻度、単価を上げる。 8坪の店(先生1人・スタッフ2人) 1日30〜30人の来店。ケア・クリニックサロン 一人一人にあうシャンプーを調合してサービス → 自分に合う商品(シャンプー)があるから行く。 総合調髪だけでなく、シャンプー+フェイシャルで来店頻度と単価アップ。 ・収益アップ 後継者が後を継いでくれるだけの収益が上がらないと業とは言えない。 消費者意識についていっていない → お客の意識が遠のいていっている。 経営発想の展開(転換)→ 誰に対して何を提供するのか? 個性がない → 他と同じでは消滅していく。 どんな業種でも同じ。 1軒1軒が経営改善していかないと業界の発展はない。 コンセプト → ウチの店はどんなお客に、どんなサービスをするのか? シニア層(55歳以上)65歳以上は老齢 活性化しにくい シニア層は体が動く、子育てが終わってお金に余裕がある。 安ければ良いわけではない、内容が良くないと来てもらえない。 動きが緩慢、ゆったり、ゆとり、リラックス、置物など 店主側が年をとっている場合などは、50万ぐらいの改装をして廃業を防ぐ。 ヤング層 若者を取り込むのは難しくなっていく。ファッション性を高く 天井からボードやMTBなどがディスプレイしてある。カッコイイ店がたまたま理容店だった。感性に合った内外装など。絶えず変化が求められる。 自分の店はどちらの層の客にむいているのか? 全ての層の客に来て欲しい → 全ての層に嫌われる要因を持つことになる。 中学〜40代前半で8〜9割の客層を占める。 フェイシャルマッサージ、10/20/30分コース 500/700/900円プラス 若い人はマッサージ等には余りお金をかけたくない。 安い料金でも定着すれば収益に繋がるし、固定化にも繋がる。 何が喜ばれることか? どんなに小さな要因でも上向きになる要因はいくらでもある。 ・美しく年をとることが出来るか(女性)? 老いを感じさせない、見せないように →クリニック(代替医療) マッサージ・サプリメント等、治療ではなく健康維持 ・介護・福祉が産業として成り立つ。儲けは少ないが確実な需要がある。 理容組合員 10年で4割減る 新規に理容師になる人が激減(美容師の1/10) ナゼ減ったのか? ダサイ業界だから→イメージ ナゼそうなったのか? 理容師になってやっていけるかどうかわからない。(特に業界外の人)学費が払えない 若い人を組合にどう取り入れるか? ジュニアパートナー制度 若いアイディアが無いと変わっていかない。 変わっている所は若い層が入っている(40〜50代)そうでない所は寂れていく。 意味のない縛りを減らしていく。何のための組合か? 組織を守る為だけ? 一人一人が入って良かったと思える組合でないと減っていくだけ。 営業支援型の組合に変わっていかないと・・・ どうやったら変わっていけるか、絶えず提案していける組合にしないと。 活力が沸いてくるように。 エステ業界→イメージダウン(解約トラブル等)顧客単価が高すぎる 今がチャンス! 理容で出来ることが沢山ある。(フェイシャルエステ等) 今のうちに理容のシェービングと言う技術を確立しておく。 差別化できるメニュー 戦略的に 自分の店が元気のある店にならないと もっと危機感を持って、新しいものを取り入れていかないとダメ! |