柏原 和義氏 特別講習


H17/2/21 柏原 和義 講師

1.社会構造の変化
○資本経済主義と社会経済主義
自由主義経済→資本主義経済(アメリカ・ヨーロッパ等)
社会主義経済→社会主義経済(ソ連・中国・戦後の日本)
社会主義の理想が日本だった。(国保、各種保障・年金等)
ニューディール政策はアメリカの社会主義者が立案→マッカーサーが実践した
戦前は貧富の差がほとんど無かった(ごく一部に限られていた)
今、経済構造が資本主義社会に変わってきている。
日本のホームレスは自分で辞めた人がほとんどの「積極的ホームレス」
法で守られているから安心してホームレスになれる。

アメリカ 1%−37.4% 4%−19.1% 5%−56.5%
税の総額の37.4%を1%の人が払っている。
税の総額の半分以上をたった5%の人が出している。
資本主義は資本家が儲かる。それ以外の人は儲からない。

中国 社会主義的市場経済 貧富の差は日本以上
金持ちが、もっと金持ちになるので差が出てきた。

日本 富の偏在化 3:7=7:3の構図
これから起こるであろう日本の資本主義の姿
30%の人が70%を消費して、残りの70%の人が30%を消費する。
社会保険の負担増加―定年延長―役員の高齢化
失業者とフリーター 学歴社会の崩壊
自分の店はどちらの客層を選ぶのか?→どういった生き方をしていくのか?
QBはお客が待っていて当たり前。
QBで4人待っているのと自店が1人待っているのは同じ事
デフレ(縮む)―インフレ(ローンはインフレを前提に考えたもの)
貨幣価値が上がる。デフレでローンは成り立たない。
不動産の価値が下がった。精神的にデフレ。
安いところで働く人の心がデフレ。
土地が上がれば担保能力が上がる。景気が上を向いてくる。
今まで通りではお客様に支持されない。

○規制緩和の推進
理容師の免許は免許を持っていないと理容を業とすることは出来ない
「業務独占」という免許
調理師の免許は免許を1人が持っていれば誰が行なっても良い
「名称独占」という免許
「業務独占」⇔「名称独占」
規制緩和で免許の見直し・枠が外されそう
今後は有資格の理容店と、無資格の理容店が出てくる→自店はどうやっていくのか?
理容は今まで「金太郎飴」だったが、QBやプラージュが出て来て、
初めて違いが出てきた。
規制緩和はどの国も失敗してきている(アメリカ・イギリス等)
競争力が生まれる→サービスの向上・利便性の向上
行き過ぎるとアメリカのように大手しか生き残れない。
社会的に役割の終わった免許を無くす
(その職業に付く人が少なくなった業種の事)
理容学校には全国で2000人しか生徒がいない
もっと減っていけば理容師がいなくなる

他業種でどんなお店が無くなってきたか
魚屋・肉屋・八百屋(儲からなくなった)
カメラ屋・メガネ屋・電気屋(大手に食われた)
酒屋(規制緩和)
後継ぎがいない、儲からなくなった、大手に食われた・・・
酒屋は規制で守られていたが、枠が外された為に潰れていった

今、街中で夜に明かりが付いているのはコンビニと理容店
(残ってこれたのは奇跡に近いかも・・・?)
生き残れる確立が高いかも?(ただし、今まで通りでは生き残れない)
渋谷では美容店舗920店のうち組合加盟店は120店
理容組合店舗は120店で、組合外店舗が80店。
理・美容の違いは何? 売り方の問題
美容は店をステージだと思っているのでステージ衣装を着ている
理容は店が作業場なので作業着を着ている
思い入れの差。伸びる、伸びないに繋がる。

○企業の社会的責任
企業が大切にしているもの→業界として大切にしていかないといけない
環境が重要→シャンプー剤の成分から考える→業界全体で考えないと・・・
活性剤は副産物の為値段が安い、だからシャンプー剤に使用されている
環境に配慮できているか? 出来ていれば使用しても良いが・・・


2.業界の過去・現在・未来
○環衛法の歴史と中身
環衛法(生活衛生法)の根っこの部分
適正化規定→過当競争を防ぐ為に出来た時限立法(いつか無くなる)で
各県が決める
今までに規定があった県は、廃止により自由に踏みこめれるが、
無かった県は、自主規制で縛られていて抜け出せない。
この適正化規定は独禁法に抵触していた→だから止めた
適正化規定は諸刃の剣で、無かったら、もっと安い料金で選別されていたであろう(潰れていた)
不便を被ったのはお客様→利便性がない
お客様がシビアにみる様になった→対処するには組合に入らなければ良い
不自由だと自由が欲しい、自由だと拠り所が欲しい

消費税をどうするか 17.3%の現実
            単価  年間売上額 
年間労働時間1,800時間×4,000円= 720万円(1日約7時間)
年間労働時間2,000時間×4,000円= 800万円(1日約8時間)
年間労働時間2,500時間×4,000円=1,000万円(1日約10時間)
(1日8時間×週5日×52週=2,080時間×4,000円=832万円)
この業界は1千万円の給料を払う事が出来ない。
年収を上げるには時間を上げるのではなく単価を上げる
理容店で1千万円以上の売上があるのは17.3%の店しかない
補正の金額を+αしても20%しかない
どうやって料金を上げていくのか?

料金・Charge・Fee、予約・リザベーション
理容は人を予約している事になる
理容の場合は料金ではなく価格。価値に対して値段を付けたもの
4,000円の中身はナニ?
@技術 Aサービス B設備 C雰囲気 
D情報 E衛生 F笑顔 G気持ちよさ
1つ1つに価値がある→価格表(料金表ではない)
サービスはタダではない!(理容のサービスはタダばかり…)
ありがとうございますは何に対してのありがとうか→また来て下さい
同じ人が2度乗らないからタクシー業界はありがとうと言わなかった
4,000円をどう上げていくか?→具体的に説明していかないと分からない
風邪をひいて鼻づまり(鼻水ズルズル)の時に鼻毛を切ってもらいたい時に
1,000円とハサミを渡してお願いしたら、誰かに切ってもらえるか?
理容師はそれを総合料金内でしている。
素晴らしいのか、もったいないのか?

価格表(Price List)を作ろう
1.プレシャンプー どういったシャンプーをしているかの説明
2.カット オートクチュールカット(デザインカットではなく全てオーダーカット)
3.シェービング どういったものを使っているかの説明
4.アフターシャンプー どういったシャンプーをしているかの説明
5.ヘッドマッサージ どういったことをするのかの説明
6.フェイシャルトリートメント どういったものを使っているかの説明
7.ヘアセット どういったことをするのかの説明
これだけ書いてあって「MENU」(総合調髪○○コース 4.000円)
店の中で飾っておく。(鼻毛1本500円→聞かれたら、今日はサービスしておきます)
何に対して料金を払っているのか、もらっているのかをはっきり表示する

今後は個人情報の問題があるのでカルテを書いて頂けない人が増えてくる
しかし情報は必要、どうするか?→予約制の導入

計数管理は必要ない(体に悪い)、理由(原因)が分かればいい
店で仕事をしていれば上がってるか、下がってるかはわかる
長年来て頂いているお客さん(固定客)の信頼の裏側に
客側のワガママ。店側の慣れが出てくる。
固定客という概念は止める(この店しか来ないと契約を交わしたのか?)
年月が経つほど信頼が上がるが、それに伴いワガママがでる
失客は自店のせいだと思っているが、お客側にも原因がある
我々は得ては失い、失っては得る職業
失客に街中で会ったらこちらから挨拶をする。
素直に「今までありがとうございました」を言えるか?
言えなければ自分の気持ちを変えるだけ

立身出世→高学歴=高収入が前提だったから皆がなりたかった
崩れたのは学力がなくなったのではなく基本ラインがなくなったからでた現象
日本の経済は脱亜入欧→国是(根本にある)
イザナギ景気(s40〜)3C カラーテレビ・クーラー・車
特質的な経済観念→欲しいからではなく、持っていないと恥ずかしいから買う
QBに行っている人→恥かしさがある 立ち食いソバと一緒
堂々としていられない。聞いてないのに「時間が無かったから…」と言い訳
独特の消費行動
日本の理容師の特徴「優しさ」「平等」(世の中には平等はない)
社長も平社員も同じ料金で平等に扱っている
飲み屋は違う、社長は高いものを飲むし、平社員は安いものを飲む
だから、お店の挨拶からして違ってくる
優しさの裏返しは「意気地なし」 悪い奴の所に金は集まる
悪い奴は自分を守る為に人を雇う (雇用に役立っている)
「嘘をつけるか」「脅かせれるか」しないと金持ちになれない
優しさだけでは通用しない
上位30%の人を相手にするには知識が必要
「あそこでやっている…」といった格が必要
店としての「格」と、人としての「格」
必要なのは「教養」→ユーモアがでてくる
ユーモアのセンスをどう手に入れるか?
沢山ある情報に対してアンテナを張って、自分で租借をして相手に出す
自分達が「快適優美」でないと、人に「快適優美」は出せない
まず、自分がそうならないとダメ! 自分がくたびれていてはダメ!
「癒し」の方向性は自分が疲れる。お互いになごんで「なごみ」が必要
一流品と言うのは職人が作っている→もっと「職人」という言葉に誇りを持つ

豊かさって何?
起きている中で1番長い時間を費やすのは何?
その時間が楽しいか?楽しくするために何をするか?
30%の人達に応えれるように頭の天辺から爪先まで理容師に!
職業としてなれるかでは無く、そういった生き方
自分より人が大事 誇れるけれど売り物にはならない(心根)
お客様を尊敬していますか?
イタリア 教養・学力が無い→客と接して学んでいく
→学んでお金をもらう→職人
ヘア・デザイナー→デザイン画が描けるか?描けて始めてデザイナー
テーラー→満足するものを作る オートクチュール
すし屋・ステーキ屋は素材で食わせる(素材が悪ければ何ともならない)
理容は素材が悪くてもナントカする
職人  Artisan
芸術家 Artist
芸能人 Artest
真ん中をズーッと歩いていけるか? それしか出来ない
真っ直ぐ歩いていく間に色々あるから、そこで教養を養う

+1サービスの実行
1つ1つイヤなモノを止めていく
「+」を増やすのではなく「―」を減らす
本物って何? 当たり前の事を当たり前にする
特別の事をする事ではない 奇をてらってはダメ

ある地域にA・B・Cの理容店がある
A店が廃業して、A店のお客様がB店、C店に行くか?
A店に行っていた人はB店、C店に行って嫌だったからA店に行っていた
だからA店がなくなってもB店、C店に行は行かない
しかし、失客は地域で受け入れるようにしないとダメ!
自店の繁栄が組合の繁栄
同床異夢→異床同夢としなければダメ

技術・技能を持った人は滅びない、いつの時代も必要される
知識と知恵を集めて新しい方法を探る
カッコイイ仕事と実践していく事が必要


○青年部について
不平不満を言うだけのガス抜きでない 
出来たら維持する事になる 守る為に動く事になる
どんな年代、立場でも英知を集める努力をする
上から言われて作る部ではダメ 独立愚連隊でいい
青年は民族 言語が違う
自分達が生きる時代の設計図は自分で作る
積み上げるのではない 
将来の型を想定してどうすればそうなるのかを考える
支部役員の仕事は支部員の安全と利益を考える事


○消費税の端数をどうするか
4,500円に消費税5%をかけると4,725円となる
細かい金額はイヤという時は、この場合4,700円頂く事になる
4,700÷21(関数)=224
4,700−224=4,476  4,476×5%=4,700
端数が出ないように24円値下げしました



IT時代における実践的消毒研究
@誰のための消毒か?
ラーメンどんぶりと刈布は同じ→お客さまは敏感に感じる
現代の最大の失客原因は「不潔」・「不衛生」
日本人の衛生観念が発達しすぎ→抗菌だらけになった(付加価値で値上げできる)
お客様に安心して来て頂けるように消毒を!
エイズ感染爆発→どう対処していくのか?
エイズを理由に患者を断れない 差別できない(叩かれる)
誰のための消毒? お客様? 自分(家族)? 真っ赤なウソ!
保険所の為にやってきた全国25万人の理容師
1軒の理容店からエイズが出れば全国の理容店から客が消える
「安全・安心」は地域でやらないと効果が上がらない
個店だけでは認知してもらえない

A何のための消毒か?
理容師法の消毒は白癬菌、ハタケ・シラクモ等、皮膚病予防
今はウイルス性感染症予防のためにやらないとダメ!
集客要因は「キレイ」「衛生が行き届いている」「消毒」
収益を上げるために消毒をする
控訴になった時のためにも消毒の徹底を
実際に理容店で感染したと確定できなくても、訴える時は弱い所に来る。
医者より理容店の方が訴えやすい(ソープで…とは言えない)
「こういった消毒をしていますから大丈夫です!」と言えないと負け

B消毒対象は何か?
「血液」シェービング周辺が危ない
ハサミ・櫛はあまり関係ない 今まで感染しなかったのは運が良かっただけ
・レザー ・ヒゲブラシ ・カップ ・テックス ・タオル
理容店に関するウイルス性感染症
エイズ(HIV)  1/1,000ccで可能性
B型肝炎(HBV) 1/100,000,000ccで可能性
 HAV・HBV・・・HFVまであるが、Bが感染力が強いのでモデルになっている
使った道具は流水で充分に洗う(付いただけ、付着しただけ)
レザーは刃を出して薬液に漬けまた洗う
テックスは使い捨てのものを使用する
法律上はエタノール・次亜塩素酸を使用する事になっている
エタノールは学会で「効く」・「効かない」と意見が分かれている
事件・事故がおきないと法律は変わらない(変えられない)
それでは遅い! 事前に自分を守る法律はない
ウイルスはクレゾール・逆性石けんでは効果がない!
「自主防衛の為に複合消毒を!」
習慣にする為に目の前に道具がないと出来ない
ヒゲブラシは洗う→次亜塩素酸に漬けると毛がダラダラになってしまう
(専用の体制のあるものを使用すれば問題ない)
カップとタオルは次亜塩素酸が1番良い(漬け置き洗い)
刃は次亜塩素酸はサビるので使わない
法で定められた事をしていても水俣病等がおきている
(その時の保障は誰がするのか?)
読売新聞は理容店を特に叩く(昔、不買運動をやった関係)

C菌とウイルスの違いは?
ウイルスは昭和25年頃までは濾過性(ろかせい)病原体といわれていた
菌はミクロン単位(100万分の1メートル)だが、
ウィルスはナノメートル単位(10億分の1メートル)
ウイルスはラテン語で「毒」の意味
菌とウイルスは同じ病原体でありながら全く違うもの
ウイルスにはDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)を
持っていて(天然痘ウイルスのように持たないものもある)
生きた細胞の中で増殖し、その多くは生存権を得るために変異を繰り返す

Dエイズとは?
エイズはHIVが人間の免疫の中心的な役割を果たす
T4リンパ球に感染することによっておこる病気です。
体を病気から守っている免疫力(体の抵抗力)が破壊されてしまい、
普段なら何ともないウイルス、細菌、カビ等の
病原体で病気になったりします。
エイズウイルスと呼ばれるウイルスの感染によって発病します。

   HIV感染の経路別確立

その感染経路1回で
HIVに感染する確立
全世界のHIV感染者に
占める割合の確立
輸血  90%以上  3〜5%
母子感染  30%前後  5〜10%
SEX  男×女
SEX  男×男
 1%  70〜80%
 60〜70%
麻薬注射  0,5〜1%  5〜10%
医療現場  0,5%以下  0.01%以下

「血」と多く接する医療現場でさえ、感染者数は0.01%以下です。
理容店での感染の確立は、それよりもっと低い数字になる事は明らかです。
しかし、お客さまの安全と安心を得るためには消毒実績をより高め、
最新知識による消毒法を実践しなければなりません。
もし、お客様がエイズに感染した場合、どこで感染したか
正確に把握する事は出来ません。そんな時、お客様は医者(歯医者)を
ターゲットにするよりも、病気・消毒などの知識に劣ると思われる理容師に
矛先を向ける可能性が大であると考えられます。
もし、訴えられた時に「これだけ消毒を勉強し、
きちんと複合消毒を行なっています」という事を説明できるか否かで
自分の置かれる立場が全く違ってきます。

E肝炎ウイルスとは?
流行性肝炎の原因となるウイルスで、
このうち特に重視されているのは、経口感染を起こすA型肝炎ウイルスと
血液感染を起こすB型およびC型肝炎ウイルスです。
A型肝炎ウイルスは流行を起こしますが、
症状が治まった後に保菌者になることはない。
またB型およびC型肝炎ウイルスは、肝硬変や肝がんの原因となる場合がある。
肝炎は欧米ではアルコール性肝炎が多数を占めているが、
日本人の場合はウイルス性肝炎のほうが多い。
B型肝炎ウイルスが感染力と毒性の強さでは群を抜いている。
(厚生省のガイドラインの基本となっている)
100トンの水にHBV感染者の血1ccをいれ、その水に傷口のある手指を入れたり、
飲んだりした場合感染の可能性があると言われる。
(HIVの場合は1リットルの水に血1ccで感染の可能性)
理容師法施行規則も厚生科学研究班のHBV不活性化実験により、
血液の付着した器具に「消毒用エタノール」と
「次亜塩素酸ナトリウム」が採用された。

F消毒薬の種類と効果は?
「流水による洗浄」(付着した血液・汚れを落とす)→「薬液浸漬」
→「流水による洗浄」(薬液を落とす)→「保管」が基本作業

・消毒用エタノール・・・有効濃度76.9v/v%〜81.4v/v%
不活性化するには60分
有効かどうかは医学会では統一した見解が示されていない。
意見が二分されている。

・次亜塩素酸ナトリウム・・・0.1%(1000ppm)
HBVを始め、ほとんどのウイルス、菌に有効だが金属腐食を起こす。
シェービングカップ、蒸しタオル、白い布片類に適している。

※現在の理容師法施行規則に則れば、血液の付着した器具には
上記2種類の消毒薬を使うことになる。
しかし医療機関と同レベルでと考えるのなら
以下の物も用意した方が良いのではないでしょうか。

・グラタラールアルデヒド(ステリゾール)
医療機関の手術用具の消毒に使われている薬剤ですが、
「劇薬指定」になっている。汚染が酷い場合に使用。

・ポビドンヨード(イソジン)・・・ヨウ素80ppm 20℃ 10分
器具の消毒に適した薬剤が開発されていないが、
創傷の殺菌に使用。(ヨウ素アレルギーの人には不適)

・イルガサン DP300(サニタス-S)
HBVの不活性化実験で効果が認められたが、実験が中断され
殺菌消毒剤として明確な地位を確保できていないが、
歯学会がや医療機関でも広範囲に使われている。
(しかし、現状では洗浄剤としての明記しか出来ない)

※化学的薬剤消毒をする場合、器具、状況状態によって薬剤を選別し、
複合的な消毒を行なえるようにしなければなりません。
そのためには、あらゆる薬剤を揃え、事態に備える事です。
薬剤は、微生物を殺す事で、その目的を果たそうとするものです。
ですから、環境汚染を招くという側面があることを知って下さい。
薬液を捨てる時は、大量の水で希釈する事が必須です。
現在、使用効果・使用法・安全性・価格など100%満足できる薬剤はありません。
次に煮沸や蒸気などの物理的消毒を考察すると、
これまではHBVの耐熱性が指摘され死滅温度121℃という事で、
高圧蒸気滅菌器の使用が一般的でしたが、
最近いくつかの動物感染実験で98℃以上の煮沸水2分間で
不活性化するという報告がなされました。
これについては医学界では、ウイルス全般に対応するため
98℃以上20分の煮沸を定義しています。
HIVは死滅温度が56℃とされ、熱に弱い事が解っています。
煮沸消毒器は、芽胞などが残留する可能性があるので、
毎日、水を替えることと、使用後は乾燥させる事を励行してください。



CheckBook
1:お店の外を掃除していますか?
2:お店のガラスは綺麗ですか?
3:古いポスターを貼っていませんか?
4:店内の清掃は大丈夫ですか?
5:店内に臭いはありませんか?
6:照明がチカチカしていませんか?
7:BGMを考えていますか?
8:棚の埃は拭いてありますか?
9:客待ちに古い週刊誌はありませんか?
10:店販物に埃は付いていませんか?
11:鏡は磨いてありますか?
12:挨拶は大丈夫ですか?
13:口臭はしませんか?
14:爪は切ってありますか?
15:お客さま毎に手を洗っていますか?
16:お客さまの預かり物を管理していますか?
17:作業着は綺麗ですか?
18:椅子のステップに毛が残っていませんか?
19:タオルや刈布は清潔ですか?
20:鋏や櫛の刈毛を払い、消毒をしていますか?
21:襟の毛をきちんと取っていますか?
22:シャンプー剤の知識はありますか?
23:シャンプークロスは臭くありませんか?
24:シャンプーボウルは綺麗ですか?
25:ウイルス性感染症の知識はありますか?
26:カミソリをしっかり流水で洗浄してから消毒をしていますか?
27:シェービングカップ、ブラシは消毒していますか?
28:シェービングの拭き取りを使い捨てにしていますか?
29:蒸しタオルは臭いませんか?
30:技術向上を目指していますか
31:スキンケア、ヘアケアの知識はありますか?
32:お客さまにアドバイスが出来ますか?
33:毎日、ニュースをチェックしていますか?
34:お客さまとコミュニケーションがとれていますか?
35:近隣の生活情報を掴んでいますか?
36:ファッションに敏感ですか?
37:プロ意識を持っていますか?
38:お客さまの求めるものを感じていますか?
39:お客さまの求めるものが出来ていますか?
40:総てはお客さまの満足のためにと考えていますか?
※:お客さまを尊敬していますか?

全てのCheck箇所に1ヶ月YES・NO 2ヶ月YES・NO 
3ヶ月YES・NO 4ヶ月YES・NO 5ヶ月YES・NO 半年後YES・NOを付ける



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